(誰かから耳に入ったものか)筆者がもの作りをしているということで、よねざわ市民ギャラリーからお誘いがありました。“ARTS MEET OKITAMA”という展覧会に出品してみないかと。
ここ米沢を含む山形県の県南を置賜(おきたま)地方というのだけれど、その広い範囲に呼びかけての展覧会です。絵画あり彫刻あり、工芸あり、写真、書、イラストまでありの焦点の定まらないナンデモ展ですが、それゆえ蚤の市のような賑わいの雑多感、それがかえっておもしろそうでもあり。
正直に言えば筆者は、この米沢・置賜という地を、美的なものの見方とらえ方において意識のそう高くはない地域と思っているのですが、この展覧会はそこに咲く一輪の梅のようだとも思ったしだいで。
上の“意識”とは……、食うや食わずの時代を経、困難に耐え、厳冬を忍んで生き抜いて来なければならなかった歴史を持つ地域というのは、食とともに産業化した織物などの伝統的民芸の発達は別として、“美”という概念が人々の暮らしにどうかかわるのかという精神の問題としての意識という意味。傲慢ですかね。
この展覧会のユニークさは、作品によっては売買が可能なことです。おととしに訪れた時には、妙に惹かれる消しゴムハンコがあって購入したのでしたが、こういうのって、美術館ではあまりないことですよね。
下は、その時の購入作品(この精緻な技!)。作者は、クサムラクモさん。今回も出品なさるのでは。
なお、クサムラクモさんのHPは「はんこ屋クサムラクモ」で検索。連絡先として、kusamurakumo(アット)gmail.com…(アット)を@にかえて、という紹介がHPにあります。
当然ながら筆者は、ドアリラを出品します。
D-04 treeが展示用。D-04 treeを含め、D-05 horn left、C-01 oyamaを販売用として、出品を予定しています。
展覧会は……、2019年3月16日(土)-24(日)10:00-18:00 よねざわ市民ギャラリー(米沢市中央1-10-6、問℡0238-22-6400)。
興味の向きは覗いてみてください。
展覧会のチラシは、こちら。IMG_ARTS MEET19 (1)、IMG_ARTS MEET19 (2)
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会場の市民ギャラリーに行ってきました。
自分が製作したドアリラは日常目にしているわけだけれど、広い展示スペースに飾られるとまたちがった雰囲気が漂うことを実感したしだいです。
treeがうれしそうです。